薄毛のコラム

【わさびの育毛効果】薄毛・ハゲに効く『わさび成分』を徹底調査

薄毛・ハゲに効く”わさび成分”とは?育毛・発毛効果を徹底調査!

「本わさびの成分にヒトの毛母細胞を活性化させる働きがる」という研究結果を業務用わさびの大手企業が発表したことを知っていますか?

わさびの成分に育毛・発毛促進効果があると発表されました。研究結果によれば、実際の試験において非常に高い細胞活性効果が測定されたということです。本当ならば驚きのニュースですよね。

本当であれば、抜け毛や薄毛で悩む人には嬉しいニュースですよね。そこで今回は、わさびの育毛効果を徹底調査してみました。

【結論】わさびの成分で育毛・発毛は難しい

薄毛・ハゲに効く”わさび成分”とは?育毛・発毛効果を徹底調査!

本わさびに含まれる「イソサポナリン」や「6-MSITC」という成分に、毛乳頭細胞を活性化する働きがあることが明らかになりました。

毛乳頭細胞の活性化作用はミノキシジルの3倍とされます。ただし、細胞レベルでの検証であり、実際に人の頭皮で検証を行なったわけではありません。そのため、現段階では「わさびに育毛・発毛効果がある」とはいえません。

毛乳頭細胞を活性化させる働きがミノキシジルの3倍もあると噂される「わさび成分」ですが、現段階では育毛・発毛効果が得られる訳ではありません。

研究で判明したのは細胞レベルでの確認・検証であり、実際に人間の頭皮で育毛・発毛効果があるかどうかの検証は行われていません。

現段階では、毛乳頭細胞が活性化する因子が判明したという段階です。実際の育毛・発毛効果については専門的な臨床報告を待つ必要があります。

今後の研究開発により、わさび成分「イソサポナリン」や「6-MSITC」を含む育毛・発毛剤が開発される可能性はあります。

わさび成分が育毛促進するメカニズム

薄毛・ハゲに効く”わさび成分”とは?育毛・発毛効果を徹底調査!

本わさびが育毛・発毛に効果があると発表したのは業務用わさび最大手の会社「金印」です。わさびに含まれる成分には育毛・発毛成分として有名なミノキシジルの3倍の毛乳頭細胞活性作用があるということが分かり非常に注目されています。

日本原産の香辛野菜「本わさび」に含まれる成分がヒトの育毛を促すメカニズムを初めて解明したと発表されました。どういうことなのか具体的に見ていきましょう。

わさびが育毛促進?噂の真相とは

本わさびに含まれる成分が、毛乳頭細胞を活性化することにより育毛・発毛が促進されると発表されました。そのため、抜け毛や薄毛の改善に期待がされています。

わさびの成分が育毛・発毛に与える影響を知るためには、髪の毛が生えるメカニズムを確認しましょう。

髪の毛が生えるメカニズム

髪の毛が生えるメカニズムには、髪の毛の根元の部分にある毛母細胞の細胞分裂が関係しています。

毛乳頭細胞付近にある毛母細胞が細胞分裂をすることにより髪の毛は成長します。毛母細胞の細胞分裂が行われなくなると髪の毛は次第に細く弱くなり、最後には抜け毛落ちてしまいます。これがヘアサイクル(毛周期)の乱れです。

毛乳頭と毛母細胞とは

薄毛・ハゲに効く”わさび成分”とは?育毛・発毛効果を徹底調査!
わさびの成分によって活性化する「毛乳頭細胞」を知っていますか?毛乳頭細胞は毛根の奥にある組織です。毛乳頭細胞は、育毛・発毛をする上で重要な「司令塔」としての役割をもつ細胞です。

毛乳頭細胞は頭皮の毛細血管から運ばれてくる酸素や栄養を受け取り、毛母細胞と呼ばれる細胞に対して、細胞分裂するように指示を出す役割があります。

毛乳頭細胞から指示を受けることにより、毛母細胞は細胞分裂を繰り返します。その結果、髪の毛として頭皮の外へ、太く長く育ちます。

抜け毛や薄毛の主な原因であるAGA(男性型脱毛症)は、悪玉の男性ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」が毛乳頭細胞に指令を出すことで脱毛が生じます。

わさびが育毛・発毛に効果的とされる理由

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金印は東京新聞の取材に以下のように回答しています。ポイントは、本わさびの葉から抽出されたポリフェノールの一種「イソサポナリン」と根茎に含まれる成分「6-MSITC」に毛乳頭細胞を活性化する働きがあるということです。

本わさびの葉から、アンチエイジングに効果があるポリフェノールの一種である「イソサポナリン」と呼ばれる成分を抽出。ヒトの頭皮の毛根にあり、発毛に関する物質伝達をつかさどる「毛乳頭細胞」にイソサポナリンを加えて培養すると、細胞が活性化する効果が観察された。活性化の度合いは、市販の育毛剤の有効成分に使われる「ミノキシジル」を加えた場合の三倍に達した。

育毛を促すメカニズムについては、イソサポナリンの働きによって、毛乳頭細胞が外部からの刺激を受け取る「受容体(レセプター)」の感受性が高まり、細胞を活性化させることが判明。毛髪をつくるのに必要な栄養などを、毛乳頭細胞に送り届けるための毛細血管をつくるタンパク質が増えることも分かった。

このほか、本わさびの根茎に含まれる辛味成分の一種である「6-MSITC」をヒトの毛乳頭細胞に投与した実験でも、同様の効果やメカニズムが観察された。この育毛を促す二つの成分は本わさび特有で、チューブ入りわさびの多くに使われる西洋わさびには含まれていないという。

引用:東京新聞「育毛には本わさび 毛乳頭細胞活性化、市販剤の3倍」

要約
  • イソサポナリンと6-MSITCに毛乳頭細胞を活性化する働きがある。
  • 活性効果は薬用医薬品ミノキシジルと比較して3倍になる。
  • 毛乳頭の毛細血管をつくる「タンパク質」が増加する。
  • イソサポナリンと6-MSITCは本わさびにしか含まれない成分

金印では20年以上にわたり、本わさびに含まれる成分を研究しています。また、育毛成分については2014年から研究を行なっています。

金印では、本わさびの育毛効果に対して国際特許を出願していて、今後は育毛剤メーカーへの原材料提供を行う予定であることも発表しています。

わさびの育毛・発毛成分とは

薄毛・ハゲに効く”わさび成分”とは?育毛・発毛効果を徹底調査!

わさびに含まれる成分で育毛・発毛に効果があるといわれるのは「イソサポナリン」と「6-MSITC」です。

イソサポナリンと6-MSITCは毛乳頭細胞に加えて培養することで、細胞を活性化させ、その結果として発毛効果が得られることがわかっています。

「イソサポナリン」と「6-MSITC」の育毛効果は2017年5月24日(水)に開幕する国際食品素材・添加物会議「アイフィア・ジャパン」で発表されるとのことです。

「イソサポナリン」と「6-MSITC」にミノキシジルの3倍にあたる毛乳頭細胞の活性化作用があることが判明しました。

毛乳頭細胞から分泌されたFGF(線維芽細胞増殖因子)-7は毛母細胞の細胞分裂を促します。また、毛乳頭細胞から分泌されるVEGF(血管内皮細胞増殖因子)は血管を新しく作り出す働きがあります。これらが毛乳頭細胞を活性化させることにより育毛・発毛を促進します。

①「イソサポナリン(ワサビフラボン)」とは

ヒト線維芽細胞にイソサポナリンを作用させ、産生されるコラーゲンの量を測定し、陰性対照を100とした場合の産生率(%)で示しました。コラーゲン産生量が陰性対照と比較して2倍以上上昇し、その作用は陽性対照として用いたL-アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩より強い事が分かりました。

引用:金印わさび機能性研究所

イソサポナリンとは、本わさびの葉に含まれる10種類のフラボノイドの一つです。金印では「ワサビフラボン」という名称を付けています。

本わさびの葉から抽出された「イソサポナリン」には、ミノキシジルの3倍の毛乳頭細胞の活性化効果があると発表されました。

イソサポナリンの抽出方法や利用方法については2009年に特許出願されています。本格的に育毛効果について研究が始まったのは2014年以降になります。

②「6-MSITC(ワサビスルフィニル)」とは

健康成分「6-メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネート(6-MSITC)」ではなかなかお客様に覚えて頂くことができません。金印では2004年に「わさびスルフィニル®」と命名し、2006年に特許庁に商標登録されました。

金印の特許製法により、本わさびの根茎から辛味成分を除き、健康成分「6-メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネート(6-MSITC)」を高濃度抽出した「わさびスルフィニル®」を使用できるのは金印だけです。

引用:金印わさび機能性研究所

「6-MSITC」の正式名称は、「6‐メチルスルフェニルヘキシルイソチオシアネート」です。金印では「ワサビスルフィニル」という名称を付けています。

6-MSITC(ワサビスルフィニル)は、わさびを擦りおろした際にでる独特の香り成分で、主にワサビの根茎に含まれる成分です。

少量しか含まれない貴重な成分で、本ワサビの品種によって含まれる量が異なります。みつき > ふじだるま > 賀茂自交 > 島根3号 の順に多く含まれます。

毛乳頭細胞活性化以外のわさび効果

薄毛・ハゲに効く”わさび成分”とは?育毛・発毛効果を徹底調査!
わさびには毛乳頭細胞を活性化する以外にも育毛・発毛効果が期待できるとされます。順番に見てみましょう。

①わさびの抗酸化作用

わさびの根茎に含まれる6-MSITC(ワサビスルフィニル)には、老化物質「活性酸素」を抑制する作用があることが、金印の実験により明らかになりました。

活性酸素から、体を守るのが抗酸化作用です。ストレスや高血糖などが原因で、体内において過剰な活性酸素を発生することがあります。6-メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネート(6-MSITC)にはこの過剰な活性酸素の発生を抑える作用があります。ポリフェノールなどの抗酸化物質は発生した活性酸素を消去する「消化型」に対し、6-メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネート(6-MSITC)は活性酸素の発生をもとから抑える「抑制型」です。

引用:金印わさび機能性研究所

「活性酸素」とは

活性酸素は人間の体内の細菌やウイルスを撃退する役割があります。

本来は、健康維持のために必要な物質ですが、活性酸素が増えすぎることにより健康な細胞まで酸化してしまい、身体の不調や老化の原因になることがあります。

活性酸素は白髪や抜け毛の原因にもなります。

②わさびがコラーゲンを増やす

金印が行なった実験によると、わさびの「イソサポナリン(ワサビフラボン)」には血管をつくるために必要な成分であるコラーゲンを増やす作用があることが確認されました。

ヒトの皮膚細胞に本わさび葉抽出物を作用させ、産生されるコラーゲンの量を測定したところ、コラーゲン産生が約20%促進されました。皮膚細胞が生産するタンパク質のうちのコラーゲンを、コラーゲン量(ng/μg protein)として表しました。

引用:金印わさび機能性研究所

食べ物などから摂取した栄養は血管を通じて血液によって運ばれます。コラーゲンが増えることにより、頭皮の毛細血管が丈夫になり栄養が届きやすくなります。そのため、抜け毛や薄毛の改善につながると考えられます。

③わさびが頭皮の血流を改善

金印が行なった実験では、5gの本わさびを摂取して1時間後に血流を計測したところ、14人中13人の血流がアップしたという結果が報告されています。

ヒトに5gの本わさびを摂取させ、1時間後の血液の流れる速さを測定しました。 血流は100μlの血液が血流測定機器を流れるのに要した時間(秒/100μl)として表しました。
その結果、本わさびを食べて1時間後には14人中13人で血流がアップしました。

引用:金印わさび機能性研究所

頭皮の血流が改善されることにより毛乳頭細胞に酸素や栄養が届きやすくなり育毛・発毛が促進されます。

④わさびが「発毛因子IGF-1」を増加?

わさびを食べることにより、育毛効果がある「インスリン様成長因子IGF-1」が増加するという専門家の見解があります。

名古屋Kクリニックの研究グループが発見した「IGF-1育毛理論」と呼ばれるものです。「IGF-1育毛理論」によると、チューブタイプのわさびでも効果を発揮するとされます。

胃腸の知覚神経を刺激する作用を有する唐辛子、大豆、ショウガ、わさび、海藻成分、亜鉛、根菜類、およびカカオやコーヒーに含まれるポリフェノールなどは、育毛に効果的です。米ぬか成分も、知覚神経刺激作用を有しており、玄米食も育毛には効果的です。

引用:育毛トリビア(名古屋Kクリニック)

わさびの育毛・発毛効果は人間の頭皮では未確認!

薄毛・ハゲに効く”わさび成分”とは?育毛・発毛効果を徹底調査!
わさびの育毛効果については、採取した毛母細胞に対して確認された結果であり、臨床的な証明はされていません。つまり、実際に育毛・発毛したかどうかといった研究データはありません。

実際に育毛・発毛効果が確認されたわけではない

薄毛・ハゲに効く”わさび成分”とは?育毛・発毛効果を徹底調査!
本わさびは実際に育毛・発毛効果があるの?
本わさびの育毛効果については、採取した毛母細胞に対して確認された結果であり、臨床的な証明はされていません。つまり、実際に育毛・発毛したかどうかのデータはありません。

毛乳頭細胞を活性化させる働きがミノキシジルの3倍もあると噂される「わさび成分」ですが、現段階では育毛・発毛効果が得られる訳ではありません。

研究で判明したのは細胞レベルでの確認・検証であり、実際に人間の頭皮で育毛・発毛効果があるかどうかの検証は行われていません。

現段階では、毛乳頭細胞が活性化する因子が判明したという段階です。実際の育毛・発毛効果については専門的な臨床報告を待つ必要があります。

毛母細胞に対して行われた実験では、VEGF(血管内皮細胞増殖因子)と呼ばれるホルモンの増加が確認されています。

VEGFは細胞の活性に大きな影響を与えます。VEGFが増えることにより血管の生成や安定した栄養補給が行われると考えられています。

今後、実際に人間の頭皮で育毛・発毛効果の検証実験が行われ、「イソサポナリン」や「6-MSITC」に発毛効果が確認される可能性はあります。

わさびを直接塗るのはNG!頭皮ダメージの恐れあり

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わさびが育毛・発毛に良いと噂になってから頭皮に直接塗る人も現れましたが絶対にやってはいけません。食用のわさびには辛味成分が含まれているため頭皮に直接塗ると皮膚が荒れるといった頭皮トラブルの原因になります。

市販のわさびチューブでは西洋わさびが使われているため「イソサポナリン」や「6-MSITC」は含まれず育毛・発毛効果はありません。

毛乳頭細胞を活性化する働きがある天然野草由来の成分には「キャピキシル」があります。

キャピキシルは、脱毛ホルモンの抑制効果と細胞修復効果が証明されている育毛成分です。また、ミノキシジルの約3倍の育毛効果があるとされ非常に注目されています。

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わさびの種類や摂取量を確認

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毛乳頭細胞を活性化する「イソサポナリン」や「6-MSITC」が含まれる、わさびの種類や摂取量を確認しましょう。

わさびの種類をチェック

薄毛・ハゲに効く”わさび成分”とは?育毛・発毛効果を徹底調査!

本わさびではない西洋わさびには毛乳頭細胞を活性化する成分は含まれていません。「イソサポナリン」や「6-MSITC」が含まれるのは日本の本わさびのみです。

わさびから「イソサポナリン」や「6-MSITC」を摂取する場合には、本わさびをすりおろして食べる必要があります。しかし、摂取したからといっても育毛・発毛に効果があるかどうかは明らかになっていません。

本わさびは、学名:ワサビアジャポニカ(Wasabia japonica、またはEutrema wasabi)といい、深山の清い小川に生える日本原産のアブラナ科植物です。主に根茎(芋ともいう)をすりおろして、寿司・蕎麦・刺身などの日本料理にはかかせない食材です。

※ 本わさびは、別名;沢わさびとも呼ばれますが、本サイトでは後出の西洋わさびと区別するため、「本わさび」と表現しています。学術論文や発表要旨などで、単に「わさび」と記されている場合は、本わさびを指します。

引用:金印わさび機能性研究所

西洋わさび(別名;ワサビダイコン、山わさび)は、ヨーロッパ原産の植物で、英;ホースラディッシュ、仏;レフォールと呼ばれます。外見は、本わさびと異なりますが、同じアブラナ科に属し、辛味成分は本わさびとほとんど同じです。

食用としては、西洋料理でローストビーフなど肉料理の付け合せにすりおろして使われます。また、加工わさび(粉わさびや、生おろしわさび)製品の原料として多く使われています。

引用:金印わさび機能性研究所

本わさびを食べても、育毛成分「イソサポナリン」と「6-MSITC」は胃腸で消化吸収されるだけで、育毛効果は発揮しないという見方もあります。

一般的にスーパーで購入できるチューブタイプのわさびには、「イソサポナリン」や「6-MSITC」といった成分はほとんど含まれません。

常温保存されるチューブわさびには本わさびが含まれているものもありますが、西洋わさびや長期保存のための副原料、食品添加物も配合されます。

わさびの摂取量目安

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わさびに含まれる「イソサポナリン」や「6-MSITC」を摂取しようとして、わさびを過剰に摂取すると味覚障害や腹痛・下痢などの症状を引き起こす原因になります。

わさびに限らず唐辛子などの刺激成分を過剰に摂取することは身体に悪影響です。

わさびの1日の摂取目安量は3g(スプーン1杯分)です。お肉や魚と一緒に食べたり、サラダを食べる際にドレッシングに混ぜたりするのがおススメです。

本わさびは、水で育てると「沢わさび」、土で育てると「畑わさび」と呼ばれます。沢わさびは水が綺麗で寒いところでないと育たないため栽培が難しくなります。

畑わさびは沢わさびと比較すると栽培しやすいといわれますが、大きく育たない傾向にあります。

業務用わさび最大手「金印」によるコメント

薄毛・ハゲに効く”わさび成分”とは?育毛・発毛効果を徹底調査!わさびの育毛・発毛効果について、ネット上に掲載されている金印の担当者さんによる説明を集めました。

「イソサポナリン」と「6-MSITC」は食べることで摂取できるますか?また、育毛に対して効果はありますか?
金印担当者
金印担当者
イソサポナリンはまだ体内への吸収等に関して研究がなされておりませんので、摂取した際の効果は不明です。6-MSITCは摂取した場合に、体内に吸収されることが確認されていますので、摂取しても育毛効果は期待できると考えております。まだヒトでの実証はされておりませんので、実際に育毛効果が出るかは不明です。
金印担当者
金印担当者
あくまでも毛乳頭細胞のみを対象に行った細胞実験で、人の頭部での確認はしていません。2016年3月に開催された日本薬学会年会で発表はしていますが、論文はこれから執筆する予定です。
わさびを直接頭皮に塗ることで育毛効果は得られますか?
金印担当者
金印担当者
本わさびには刺激性の強い辛味成分が含まれており、そのまま塗ると頭皮にダメージを与える可能性が高いのでおすすめできません。
わさび成分を配合した育毛剤の実用化のめどはいつごろでしょうか?
金印担当者
金印担当者
弊社原料は業務用として販売させていただいております。わさびを配合したヘアケア商品やサプリメントなどもすでにいくつか販売されております。しかしながら、守秘義務もございますので弊社から特定の商品をご紹介することはできかねます。ご理解を賜れば幸いです。
金印担当者
金印担当者
医薬成分ではなくそもそも育毛効果を確認していないので、育毛と謳うことはできません。化粧品原料として化粧品メーカーなどに供給し、ヘアケア成分としてシャンプーに使用していただいています。

わさび成分を含むアイテム

薄毛・ハゲに効く”わさび成分”とは?育毛・発毛効果を徹底調査!
本わさびの育毛効果は判明したばかりで、わさびの「イソサポナリン」や「6-MSITC」が配合された育毛剤の商品はまだありません。しかし、わさびエキスが配合されたシャンプーはあります。

イソサポナリン配合のシャンプー

「すこやか地肌美容液シャンプー」というシャンプーには、わさび・ソメイヨシノ・ヒノキチオールの3つの植物エキスが配合されています。

抗炎症作用や肌荒れ改善、痒みの改善効果があり、わさびの殺菌力で頭皮を清潔に保つ効果が期待されます。

公式サイトはこちら

6-MSITC(ワサビスルフィニル)配合のサプリメント

金印からは6-MSITC(ワサビスルフィニル)配合のサプリメントも販売されています。

サプリメントタイプは直接わさびを食べるよりも簡単に摂取することができます。また、血行促進作用がある生姜も含まれているため効果が期待できます。

公式サイトはこちら

【まとめ】わさびの育毛・発毛効果

薄毛・ハゲに効く”わさび成分”とは?育毛・発毛効果を徹底調査!

本わさびの葉に含まれるポリフェノールの一種「イソサポナリン」を毛乳頭細胞に与えて培養すると細胞が活性化することが明らかになりました。その活性化作用は、発毛効果のある薬効成分ミノキシジルの約3倍とされます。

しかし、現段階では臨床試験が行われていないため、実際に育毛・発毛効果があるかどうかは分かりません。また、わさびに含まれる天然野草由来の成分であり医薬品ではないため効果を期待するのは難しいといえます。

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要点まとめ
  1. イソサポナリンと6-MSITCに毛乳頭細胞を活性化する働きがある。
  2. 活性効果は薬用医薬品ミノキシジルと比較して3倍になる。
  3. イソサポナリンと6-MSITCは本わさびにしか含まれない成分
  4. 細胞レベルでの検証であり実際に育毛・発毛効果があるかは不明。
  5. 薄毛の主な原因はAGA。わさびにAGA抑制効果は無い。
  6. 薄毛の悩みで悩まれている人はAGAクリニックで無料相談。
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鈴木 佑介(元ハゲ・編集長)
鈴木 佑介(元ハゲ・編集長)
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